生活習慣病などもお気軽にご相談ください
生活習慣病などの内科疾患もお気軽にご相談ください。当院では、メタボリックシンドロームや高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、脂肪肝などの生活習慣病や貧血、不整脈、アレルギーなど内科全般の診療を行っています。また、必要に応じて検査を行い、身体の状態をチェックし、適切な薬を処方します。
当院で対応している症状や病気
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、高血圧症(収縮期130mmHg以上/拡張期85mmHg以上)、脂質異常症(LDLコレステロールが140mg/dL以上またはHDLコレステロールが40mg/dL未満)、高血糖状態(空腹時血糖値が110mg/dL以上)の3つのうち2つに該当し、さらに腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある状態を呼びます。メタボリックシンドロームは、20世紀の終わりごろにWHOが定めた、脳血管や冠状動脈の動脈硬化のリスクを高める複合的な要素に関する概念で、日本では高血圧、脂質異常症、糖尿病などの要因と内臓脂肪の過剰を組み合わせてリスクの評価をしています。
高血圧症
高血圧とは、血圧(血管へかかる圧力)が高い状態のことで、血圧は緊張などによっても変化しますが、血圧を診察室で測る場合で血圧が収縮期140mmHg拡張期90mmHg以上、家庭で測る場合で血圧が収縮期135mmHg拡張期85mmHg以上の場合を高血圧症と呼びます。
血圧が高いと、血管壁にダメージが重なり動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、腎臓病などの病気を引き起こします。高血圧症の治療で重要なのは、塩分を控えるなどの食生活の改善や運動などの生活習慣の改善です。生活習慣の改善を行っても、改善の効果が十分に認められない場合は、薬物療法を行います。重篤な病気を起こさないためにも、生活習慣の改善と内服によって正常な血圧を維持しましょう。
脂質異常症
脂質異常症とは、コレステロールや中性脂肪の数値が基準値より高いもしくは低い状態のことです。脂質異常症は、自覚症状がないまま動脈硬化を進行させ、血管の狭窄や閉塞を起こし、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。脂質異常症の原因は、摂取カロリーの過多や飲酒、喫煙、運動不足などです。脂質異常症の治療で重要なのは、カロリー制限や栄養バランスに気を付けた食生活の改善、運動習慣の改善、禁煙です。脂質異常症は自覚症状がないため、定期検査で確認する必要があります。
糖尿病
糖尿病とは、血液中に含まれるブドウ糖(血糖)が過剰に増え、高血糖の状態が続く状態です。糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌量が低かったり、インスリンが上手く機能しない場合に発症します。糖尿病は初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気づくことが難しいほか、糖尿病を指摘されても治療を行ってしまうケースが多いですが、適切な治療をしないと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなったり、網膜症や腎症、神経障害などの末端の血管の障害や心筋梗塞や脳卒中などの大きな血管の障害を起こし、健康を大きく害します。当院では外来にて、インスリンの指導も行っています。
高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高い状態です。尿酸は、水に溶けにくいため、血液中の尿酸値が過剰に高くなると、血液中に溶けきれなくなった尿酸が針状の結晶となり関節などに溜まり、激しい痛みを起こします(痛風発作)。尿酸は、細胞内のプリン体によって生成されるため、プリン体を多く含む食品の摂取には注意する必要があります。プリン体は、レバーや魚卵、えび、いわし、かつお、干し椎茸などの食品のほか、ビールなどにも含まれます。高尿酸血症の治療では、カロリー制限と適度な運動を行い、肥満の予防することが重要です。また、必要に応じて薬物療法を行います。
脂肪肝
脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に多く溜まった状態(肝細胞全体の30%を脂肪が占める状態)です。原因は、過剰な飲酒や肥満、生活習慣病です。アルコールが原因で起こる脂肪肝を「アルコール性脂肪肝」、それ以外の原因で起こる脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝」と呼びます。
肝硬変
肝硬変とは、肝臓に起こった炎症を修復するときに生じる線維(コラーゲン)が増加して肝臓全体に広がった状態です。肝臓全体がゴツゴツして硬くなり、大きさも小さくなります。肝硬変は、B型肝炎やC型肝炎、アルコール性脂肪肝炎、非アルコール性脂肪肝炎などの肝臓の炎症によって起こります。肝硬変になると、肝臓が硬いことで、腹水や食道静脈瘤が起こり、肝臓の機能が低下することで、肝性脳症や黄疸、こむら返りなどが起こります。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンが鼻粘膜から侵入し、免疫反応が起こることで鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどの症状が起こる病気です。アレルギー性鼻炎は花粉症のように、決まった季節だけに起こる季節性アレルギー性鼻炎と、ハウスダストや動物の毛、カビなどによって一年中起こる通年性アレルギー性鼻炎に分けられます。アレルギー性鼻炎の治療では季節性アレルギー性鼻炎にせよ通年性アレルギー性鼻炎にせよ、アレルゲンとなる物質を突き止めて、できるだけその物質を避けることが重要です。また、抗アレルギー薬の内服や鼻スプレーを用いて、症状を緩和します。
漢方による治療のご案内
当院では漢方による治療を行っています。軽症の場合は、漢方のみによって症状が緩和できることもあります。漢方による治療をご希望される方はご相談ください。
漢方は保険適用となります
漢方による治療は保険適用となります。漢方による治療は高額になると思われていることも多いですが、医療機関で行う治療は、保険適用となるため、漢方であっても通常の薬による治療費と大きくは異なりません。